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ニンジンのチカラ

プロフィール

学術監修/高橋敦彦氏(たかはし あつひこ)医学博士

学術監修
高橋敦彦氏(たかはし あつひこ)医学博士

  • 聖路加国際病院を経て、駿河台日本大学病院より日本大学医学部総合健診センター医長。
  • 研究テーマに「生活習慣病」「食と健康管理」など。
  • 日本内科学会認定内科専門医、日本総合健診医学会専門医・同評議員ほか。
  • 著書に「生活習慣病と食事療法‐予防から治療まで(共著)」(新興医学出版社)、「一目でわかる内科学(翻訳)」(メディカル・サイエンス・インターナショナル)、「総合健診ハンドブック(共著)」(中外医薬社)など。

バックナンバー

あなたのカラダのなかで、ニンジンはじょうずに変身します。

科学的な実験や統計学的な試験によって、根拠を求める西洋医療。
そんな欧米で、果物や野菜という食材について数々の知見が得られています。
今回は、ニンジンに秘められたチカラをシリーズでお届けします。
そのままだと食べにくいという方も、順造選の厳選したにんじんで作った
ニンジンジュースならきっと美味しく頂けるはずです。

ニンジン宣言が健康体をつくる

カロテンって何モノだ?ソーシャルメディアを特徴づける「衆人環視 (しゅうじんかんし)」の機能。大勢の人が周りをとりまいて見ている、という意味です。

ソーシャルメディアへの発信者が衆人環視の的(まと)になることで、ときに「できていない自分」は激励され、ときに「できている自分」は賞賛されます。そして、気持ちは鼓舞され、より前進するという理解です。たとえば、フェイスブックの利用者なら、自分の発言や行動に「いいね!」や「シェアします」をもらい、いつしか友だちに支えられている自分がいることに気づくことでしょう。

健康の維持・増進を目的とするヘルスプロモーションでは、ソーシャルメディアがとても有効に機能すると考えられます。これまで、保健衛生の専門家らによってヘルスプロモーションには「健康宣言」が大切ということが言われ続けてきました。論文などでも、その対象者に健康宣言してもらうタイミングについて触れているほどです。

健康の「情報」を聞く → 健康の大切さに気づく(このとき、情報は「知識」になります) → 健康の維持・増進について分かる(知識は「知恵」に変わります) → そして、いざ実行する(知恵を「実行」に移します)というまさにこのときに、誰かに向かって「健康宣言」すれば、その目的行動は高く維持されるということになります。

「そうそう、私ね、ヤセることにしたから」と友だちに宣言したり、「昨日から禁酒中だから」と同僚のお誘いを断ってみたりする、ということと同じなのですが、これをもっとおおやけにやってみるという点でソーシャルメディアは大活躍なのです。

さて、「ニンジンは栄養成分カロテン(植物由来のビタミンA)を豊富に含み、カラダにいい」というのは「情報」です(シリーズ第1回で取り上げました)。これを、いまの自分に置き換えて「ニンジンは、いまの私にいいみたい」と考えるのが「知識」です(第3回)。そして、「ニンジンジュースっていうお手軽なものがあるようだから、飲んでみるか」というのが「知恵」です(第4回)。それが、美味しかったりすると、その「目的行動」は長く続くわけです。美味しい理由は第5回に触れていますので、ぜひご確認ください。

そこで、この最終回では「健康宣言」してもらうことにしました。ソーシャルメディアへの公開ボタンを原稿の最後に付けました。ぜひどうぞ、宣誓してください。みなさんの健康を応援します。
(文:西根英一)


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関連図表

健康の維持・増進のためのプログラム

血液中αカロテン濃度別の死亡リスクのグラフ

※わかったら、「宣誓」しよう。すると、効果が期待されます。
【出典:多理論統合モデル(変化ステージモデル)を参考に筆者作図】

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